アプリケーションとサーバ
サーバベース方式を採用したシンクライアントシステムでは、アプリケーションをサーバ側で稼働させ、ネットワークを介してクライアントとの間で画面情報、キーボード、マウスの動きだけを送受信する仕組みになっています。サーバベース方式を採用している製品には、クライアントに送信する画面情報の内容によって、さらに「画面データ転送型」と「画面描画命令転送型(APIトラップ方式)」に分類することができます。
画面データ転送型は、アプリケーションが表示する画面をビットマップ形式でクライアントに送信することでシンクライアントを実現しており、最初に画面を送信した後は差分情報だけを送信する仕組みになっています。このタイプの製品・技術としては、マイクロソフトの「ターミナル サービス」やシトリックス・システムズ・ジャパンの「Citrix XenApp」などがあります。一方、画面描画命令転送型は、アプリケーションが出力する画面描画命令をそのままクライアントに送信してクライアント側で画面生成を行う仕組みになっています。このタイプの製品・技術としては「GO-Global」や「X Window System」などがあります。